2008年10月30日木曜日

今後の人権ゼミナール

今後の人権ゼミナールの予定を掲載します。

第5回人権ゼミナール
2008年11月25日(火) 視聴覚教材を使った人権教育

第6回人権ゼミナール
2009年 2月24日(火) 人権教育の進め方(1年間を振り返って)

できるだけたくさんの参加者を募っています。詳しくは人権推進室まで。

2008年10月28日火曜日

第4回人権ゼミナール


第4回人権ゼミナールが行われました。講師に三重県立朝明高等学校教諭の鈴木建生さんを向かえ参加型人権学習が行われました。「協同学習ワークショップ―生徒にとっての学びを考える―」ということで、主に協同学習についてワークショップを交えながら行われました。

協同学習ワークショップ

  • ワーク①「ちゃんと聞いていたよ」(Parther Repeat)
  • ワーク②「三角形の数を数えよう」
  • 協同学習の学習観・授業観
  • 協同の精神・協同教育・定義
  • 個人思考と集団思考
  • ワーク③「二人で読み込め」
  • 学習内容の定着度・改善と方針
  • 協同学習の学習のポイント
  • 対話のある授業を考える技術
  • 協同学習による肯定的依存関係の目的
  • 特別支援教育の視点から
  • ワーク④「しっかり注目して!」
  • 二時的情緒障害とならないために言葉かけの留意点
  • 信頼関係作りのサイクル

2008年10月22日水曜日

第9回人・命・ふれあい人権フォトコンテストで大賞受賞!

 家庭での一場面や地域でのふれあい、人との出会いなど生活のさまざまな場面の中にある「人権」を感性でとらえた写真を募集し、コンテストを行う人・命・ふれあい人権フォトコンテストが行われました。本校の森山晃平くんの写真が人権大賞や入選に輝きました。

人権大賞「孫の七五三」

楽しみにしていた孫の七五三。さぞうれしいことでしょう。「これからも末永く、孫の成長を見守りたい」

入選「初祭り」

初めての祭りは緊張より楽しさが勝ったみたいです。

入選「俺の妹」
両方口が達者で兄の権力が希薄です。




>>三重県人権フォトコンテスト要項

2008年10月21日火曜日

第4回 人権ゼミナールのお知らせ

 朝夕めっきり寒くなってきました。夜には、虫の音も聞こえてきます。草木や虫たちは、私たちに秋の訪れを知らせてくれています。2学期がはじまっていろいろな行事も順調に進んでいます。生徒もいろいろなことに積極的に取り組んでいます。落ち着いて学習できる季節になってきました。
 さて、第4回人権ゼミナールを下記のような内容で行います。今回は、今話題になっている協同学習をみなさんと一緒に体験しようと思います。人権学習でけではなく、日々の授業にも活かせる内容なので、ぜひ多くの方に参加していただければと思います。



1.日  時    2008年10月28日(火) 17:00~

2.内  容    参加型人権学習
「協同学習ワークショップ―生徒にとっての学びを考える―」
参加者一人ひとりが参加し、自らを振り返りながら、協同学習を通してどのように学び合うのか、また、どのように学び逢えてないのかを考えたいと思います。授業等にも実践できる内容です。その他、コーチングの基礎や特別支援教育についても話してもらいます。

3.講  師   鈴木 建生 さん(朝明高等学校教諭)

できるだけ多くの方に参加していただきたいと思います。

鈴鹿中学校・高等学校人権 教育推進計画

鈴鹿中学校・高等学校人権教育推進センター

1 基本方針

①目指す学校像
  • 本学園の建学の精神である「誠実にして信頼される人に」という人づくりにあります。この精神に基づき、すべての生徒が、世の中の担い手として確かな「生きる力」を身につけ、あわせて「一人ひとりを大切にする」という豊かな人権感覚を養い、真に誠実で信頼される社会人に巣立っていくことを目指しています。

②学校努力目標
  • 授業規律を確立するとともに、進級と進路の保障ができる基礎基本を重視し、生徒の側に立って、教職員全員で、「わかる授業・楽しい授業」を目指した授業改善、工夫をし、生徒の学習意欲の向上を図ります。
  • 基本的な生活習慣を確立させ、集団として目的に向かって規律ある行動ができる生徒の育成を目指します。
  • 他人の心の痛みがわかり、いじめや差別を許さない仲間づくりを目指します。人権教育をさらに充実し、生徒・教職員の人権意識を一層向上させる取り組みを進めていきます。
  • 進路指導の原点は、生徒の自分探しから始まります。学習指導や生徒指導、特別教育活動などを通して、生徒にライフプランを確立させ、その目標に向けて、学習に励み努力する生徒の育成を目指します。生徒の進路保障の充実が最大の目標です。
  • 部活動、学校行事、HRを通じて、充実した学校生活を送るための場づくりを進めていきます。

③人権教育に関する基本的な考え
  • 教職員自ら偏見や差別性に気づき、人権に関する諸課題について正しく認識し、人権意識を高め、資質の向上に努め、主体的に研修や人権教育への取り組みを進めていきます。
  • 生徒一人ひとりの課題を的確に把握し、その課題の背景をとらえ、生徒に寄り添い、生徒を中心にすえた学級集団づくりを実践します。また、生徒自らの自尊感情を育み、自己実現につなげていく人権学習を推進します。また、生徒一人ひとりの学力向上を図り、進路指導を充実させます。
  • 家庭・地域・出身小中学校との連携を図り、生徒や地域の実態を的確に把握し、教育実践に生かしていきます。
  • 享栄学園人権教育基本方針、享栄学園人権規定を根底にした鈴鹿中学校高等学校の人権教育推進計画を作成し、それに基づいて、本校の人権教育を3・6年間系統立てて推進していきます。

④現状と課題

◆生徒の現状と課題
〈現状からみて改善すべき点〉
  • 基本的生活習慣が未だに確立されていず、自己管理能力が養われていない生徒が多い。
  • 自尊感情が乏しく、自己実現の意欲が不十分な生徒が多い。さらに、小中学校時代と現実とのギャップや過度の保護者の期待に応えきれず、この傾向が強くみられる。
  • 学級や学校の一員、社会の一員としての自覚にかける生徒がいる。
  • 全般的に、身近ないじめや差別に気づきながら、「みて見ぬふりをする」傾向があること。
  • 全般的に、「考えること」「聞くこと」が苦手でコミュニケーション力、自ら学習に取り組む意欲が弱い生徒がいる。
〈今後も大切にしていきたい生徒の長所〉
  • 人なつっこく、思いやりがあり、面倒見のいい生徒が多いこと。上下の関係もなくアットホームな学校生活を送っている。
  • 文化祭、体育祭、合唱コンクール、各種行事に積極的に取り組む生徒が多くいる。

◆教職員の現状と課題
  • 2年間の文部科学省の人権教育推進事業を受けたことを機に教職員の人権教育への関心・意欲がますます高まりつつあります。
  • 課題のある生徒を中心にすえた人権教育を推進したことで、家庭訪問や個別面談などを通して生徒理解や生徒との関係づくりに意欲的になってきました。
  • 人権教育をはじめとする校外研修などに積極的に参加する機運が高まってきたこと。外部からの指導や助言を有効に活用した人権教育の研究授業の充実が図られてきました。
  • 保護者の部落問題や人権問題に対する考え方や地域社会の状況把握が十分ではありません。地元の地区や教育集会所との連携が不十分です。

◆生徒の自主活動の現状と課題
  • 本校は、人権サークル「くれよん」を中心に人権の大切さを学校全体に訴えてきています。主に、文化祭「くれよん」の活動報告や三重県高校生友の会・中勢地区高校生友の会に参加しています。人権問題を真正面からとらえ、活動を進めています。
  • サークル会員は少なく、いろいろな取り組みを企画しても十分な活動できない状況にあります。6年制での位置づけがまだ不十分なので、今後は6年制にも位置づけていきたい。
  • 生徒会では人権委員会を設置し、全校生徒への人権啓発を担ってきましたが、まだまだ活動としては、不十分であるので、今後も活動を支援していきます。


2 行動計画

① 生徒一人ひとりの自己実現をめざし、学力・進路を保障する取り組みをすすめます

本学園には、被差別部落出身の生徒や在日韓国・朝鮮人生徒や障害のある生徒や受験に失敗した生徒など様々な差別や課題を背負っている生徒が多数在学しています。このような課題のある生徒にしっかり目を向けることからはじめ、この生徒たちへの学力や進路を十分保障する取り組みが、本学園の建学の精神「誠実で信頼される人に」につながると信じています。本学園の生徒一人ひとり(教職員も含め)が自分に自信や誇りを持ち、物事を主体的に考え、前向きに課題に向き合うことが人権意識を育む基盤です。その中で、人権及び人権問題を自らの課題として考えるとともに、将来を展望できる確かな学力を身につけさせることが必要です。そのための学習プランづくりを支援し、個性を尊重し生きる力を育む取り組みを進め、生徒一人ひとりの自己実現をめざす人権教育を推進します。特に、学力保障・進路保障の取り組みは次の点に重点を置いた取り組みをします。

  • 基本的生活習慣の確立を支援し、学習に臨む姿勢の確立を図ります。
  • 授業規律の改善をはかり、生徒一人ひとりの学習権の保障に努めます。
  • 学習が遅れがちな生徒を見逃すことなく、わかる喜びを実感させ、将来に希望を持つことのできるように支援します。
  • 個別面談・家庭訪問等を重ねて生徒一人ひとりの進路適正を的確に把握し、それに応じた学習支援をします。
  • 経済的理由で退学や将来の進学を断念することのないように、奨学金制度等の情報提供や利用を図ります。

②ちがいを認め合い、ともにつながり合える仲間づくり・自主活動をすすめます
  • 様々な個性や生活背景を持つ生徒が出会い交流を重ねて、それぞれの生徒のもっている課題や違いを認め合うことを通して仲間意識が培われていきます。そのために、課題のある生徒に視点を当てた人権教育を推進します。
  • 他の人のいたみや思いに共感し、安心して自分の思いを語ることのできる喜びや「つながりあう喜び」を実感しあう仲間づくりをめざし、あらゆる領域での活動を通して一人ひとりの生徒の思いを大切にした仲間づくりすすめます。
  • 民族、性、障がい等様々な違いや生き方を認め合い、ともに生きていくことの素晴らしさを実感できるように支援します。

③被差別の立場にたった取り組みをすすめます

人権問題が、社会の変化とともに様々な形で新たに発生する可能性のある問題であることをふまえ、一人ひとりがあらゆる人権問題を自分の問題としてとらえ、主体的に学習を深め継続していく態度の育成が重要です。
  • 生徒の悩みや願いから出発する人権学習をすすめます。
  • 同和地区の保護者や教育集会所と密接に連携して、地区の人の思いを生徒に伝える取り組みをすすめます。
  • 人権学習が単発に終わることがないように計画的・系統的に実施します。

④ 教職員研修の充実をすすめます

◆生徒の生活実態の把握に努め、生徒の悩みや願いを大切にします。
  • 家庭訪問や個別面談を重ね生徒の悩みや願い、課題を知り、生徒理解を深めます。
  • 自分自身が被差別の立場に立つことができるように、被差別の当事者から学びます。

◆すぐれた実践に学び、生徒一人ひとりの課題や学級の課題を全教職員が共有します。
  • 先進的な授業づくり、参加型学習などのスキルやすぐれた人権学習の実践に学ぶ研修をすすめます。
  • 人権学習を実施するにあたっては、生徒一人ひとりや学級の課題を明らかにし、それに応じた学習の展開ができるように指導案の検討を進めます。また、その中で自分自身の学習支援者としての力量を高めます。

◆人権教育推進委員会の活性化をはかります
  • 人権教育推進委員会と各学年及び各分掌と連携を密にし、人権教育の推進とより細やかな生徒理解に基づく人権教育の充実をはかります。
  • 各学年・各教科や各分掌がより密接に連携して、学校全体で人権教育をすすめていきます。
⑤ 差別を許さない校区づくり

◆ 通っている生徒の地区や小中学校や各種団体と協働します
  • 各教育集会所と密接に連携して、各地区との取り組みを主体的にすすめます
  • 特に、鈴鹿市人権センター等地元の関係機関との連携を密にし、活動にも積極的に参加します。
  • 鈴鹿市内高校連絡会、中勢地区高校人権教育推進協議会等へ積極的に参加します。
  • 生徒の出身小中学校への聞き取りなど連携を密にして、生徒一人ひとりの現状を的確に把握し、生徒一人ひとりが生き生きと活動できる取り組みをすすめます。

鈴鹿中学校・高等学校の人権・同和教育のめざすもの

「一人ひとりを大切にする学校を目指して-課題のある子に寄りそいながら-」


1.効果のある学校とは

  本校は、人権講話、人権ゼミナール、人権授業公開など人権・同和教育を推進に努めています。今、生徒にとって生活環境や学力・仲間づくり等で厳しい状況があります。さらに、子どもたちが抱えている課題もみえにくくなっています。
 人権教育の目標は、「生徒が、発達段階に応じ、人権の意義・内容等について理解するとともに、『自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることができること』ができるようになり、様々な場面において具体的な態度や行動に現れるようにすること」と定義されています(人権教育の指導方法等に在り方について[第三次とりまとめ])。
 人権教育はすべての教育の基本であり、教職員の姿勢そのものが人権教育の重要な部分を占めています。さらに、生徒一人ひとりの大切さを強く自覚し、一人の人間として接しなければならないし、正義が貫かれるような学級・学校になるようにしていきたいと思います。

※効果のある学校をつくるために

  • 生徒のその背景まで理解する……授業以外での子どもとの対話、課題のある子の家庭訪問等を大切にする。
  • 一人ひとりの力づける集団づくり……自分は必要な人間であることを実感させる取り組み
  • 基礎学力定着のためのシステム……一人ひとりの学力を保障していく考えに支えられた学力定着のための工夫
  • チーム力を大切にする学校経営……教職員同士の間でも互いを尊重する態度を大切にし、指導上の課題について話し合える環境をつくり、課題に対してチームであたる
  • 地域・家庭と連携する学校づくり……地域・家庭から協力を得るとともに、地域・家庭へ積極的に働きかける。
  • リーダーシップの存在……管理職を中心に、教務主任・研究主任・人権教育主任・生徒指導主任・学年主任等が責任を明確にして取り組む

 人権が当たり前に尊重され、一人ひとりの人権が大切にされ、生徒の居場所が学校内にあれば、生徒は心にゆとりを持ち、学習に対する意欲も増してきます。先ほどの学力調査の結果からそのことが立証されています。本校は“誠実で信頼される人に”の建学の精神をもとに生徒一人ひとりを大切にした教育活動を行っています。生徒一人ひとりの人権を大切にする取り組みを行っている学校は生徒の学力・進路保障が十分できているという結果がでています。このように、人権と学力を両輪にして学校教育活動を進めている学校を効果のある学校といいます。本校も効果のある学校を目指して、人権教育を充実させることによって、生徒一人ひとりの学力保障・進路保障を充実させるよう努力しています。

 
2.人権教育指定校として本校が取り組む4つの目標

  • 3年間、6年間を人権・同和教育のプログラムや日々の教育活動を通して、差別や偏見を見抜く感性を持ち、正しい知識から差別や偏見を許さないという態度や行動できる生徒の育成
  • 学力・進路保障
  • 課題のある生徒を中心にすえた学級集団つくり
  • 生徒の自己コントロール力の育成



 人権・同和教育を学習する上で最大の難しさは、学習者のほとんどが「部落差別はいけないこと、いじめはいけないこと、ダメなこと」という社会規範をすべてもっているところからスタートしなければならないころにあります。つまり、すでに「わかっている」ことからにもどってくるという学習になってしまうことです。
こうした学習の積み重ねは、最初のころは新しい知識を学ぶことになるが、回を重ねれば重ねるほど「またか…」とか「もうわかっている」といったいしきがおおきくしてしまう。このような現実をどう変えていくか。これまでの人権・同和教育の取り組みにどんな問題点があるのか。を問い直したときに、
  1. 「規範の強制」から「人間としての生き方を問う」学習への転換をはかること。
  2. 「受動的な学習」から「能動的な学習」への転換をはかること。(例えば参加型体験型学習などの工夫をする必要がある)

3.人権教育の推進にあたって重視すること
  
  • 人権教育の4つの側面の一つである人権を通じての教育の重視
  • 自尊感情とコミュニケーション力の育成を中心とする豊かな人間関係づくり(仲間づくり)
  • 豊かな出会いを通じての「生き方」についての学び
  • 生徒主体の学習に向けてのカリキュラムの構築(6年間・3年間の系統だった指導計画)
  • 課題のある生徒を中心にすえた学級集団づくり

人権・同和教育年間学習計画作成の前提としておさえておくことは、まず、【生徒の実態及び生徒を取り巻く状況を踏まえて作成していく姿勢】が必要です。そして、【生徒の実態把握に始まり、生徒の変容の姿で終わる】、学習展開ができるような学習計画を作成する。

確かな実践は感動をよび
感動は人を動かすと信じています。
確かな実践と取り組みを発表し、大きな一歩を歩みます。